前回の個展から2週間、桐箱がウチへ届きましたので箱書きを。
検品もしながらやると時間は結構かかります。
陶歴を桐箱に収まる大きさにたたんでいきます。
箱に通してある紐はあらかじめ箱屋さんに伝えて毎回同じものを通してもらっています。
自分の作品に多く使ってた色(2003年当時)緑、茶色、白が入ったNo.612の紐を17年間使っています。箱屋さんに聞いた事はありませんが作品ごとに紐の色を変えたりもっと豪華な紐もあるかも知れません。
桐箱を注文する際に「布もつけて」と伝えると作品の寸法に合った布を付けてくれます。
布の単価はだいたい上の表通りですかね(30年近く変えてないとか言ってた気がする)
箱の種類ですが、四方桟・二方桟・蓋ヤロウ・身ヤロウ・カブセ蓋・落とし蓋など様々な形状があります。
ボクが主に使ってるのが四方桟、蓋ヤロウ、時々陶板用にカブセ蓋を利用しています。
四方桟、二方桟は1枚の上板の底に枠がついて身と合わせたときにピタっとかみ合い簡単には外れません。
四方に枠があるのが四方桟、下駄のように二つだけあるのが二方桟。
ヤロウ(薬籠)は蓋も箱状になっていて噛ましが蓋についてるのが蓋ヤロウ、身についてるのが身ヤロウです。
自分は作品の直径が25cmを超える場合にヤロウで注文しています。蓋も箱状になってる分、四方桟よりは蓋が反りにくいので大きな直径の作品の桐箱にはコチラがいいと思います。
最近はインターネット経由でメール注文出来るのでしょうが、ワードやエクセルで簡単な注文書を作ってFAXで注文しています。
表のNo. の部分は個展に出品している作品のNo.で表記します。1番が売れ残って2番が売れた場合、No. の最初の数字は2からスタートします。
そうすると箱屋さんもそれぞれの箱にNo.を書いたポストイットを貼って下さるので箱書きの際にとても管理しやすくなります。
表の右端の「天米」と書いてあるのは桐の産地。何も書かなければ殆どの桐箱はアジア圏から輸入している桐で米国産の桐は少しグレードが上がります。米国産もお店によっては何段階かグレードがあります。国産の物は良さそうなイメージですがまだ注文した事はないです。
天米の「天」は蓋を示していますので桐箱の蓋のみ米国産にして下さい。との意味です。
2年くらい前から大きな作品や茶道具などに使用しています。
作品のサイズの表記ですが「実寸で○○cm」と書けば箱屋さんでバランスよく入るよう計算して作っていただけます。
注文書は実寸の隣に「寸法」の欄がありますがこれは箱屋さんが計算して箱のサイズを書けるようにしたスペースです。
さらっと書くつもりでしたが段々終わりが見えなくなってきたのでこの辺で(笑)