箱書き

先日個展の時の桐箱が届きました。
工房に運び入れたら、、
作品と一緒に入れる陶歴をプリンターで印刷。A5サイズの紙を買ってきて、そのまま使ってます。
プリンターの上は、、車のカタログ やら何やらでゴチャゴチャしています。

 段ボールから注意深く桐箱を出しながら数をチェック。

パッキンを開けて紐を解き、箱書きが出来る状態でスタンバイ。箱の上下を確認しながら出品リストの番号のシールを蓋の左下に貼って、番号順に並べます。

 硯に少量ずつ水を落としながら墨を擦って、こちらもスタンバイ完了。

 学生時代、大学の先生が書いてらしたのを柱の陰からジ〜っと観察したところ作品名は箱の表に書いて、

名前は箱の裏側に書いておりましたので、ボクもそれを参考に真似てます。

独立して色んな作家さんの箱書きを見ると、、特に決まりは無さそうです。全部表に書く人もいれば、全部裏側に書く人もいたり。

墨が乾いたら落款を捺します。

こちらの落款は大きな作品用。
初個展の時に会場にフラッと現れた印刻師?のお兄さんに作品を見てもらったイメージで自由に作って貰ったのですが、、作品に合ってるのかどうか、ボクにはよくわかりません(笑)
この方の妹さんが日本画家でウチの姉の知り合いのようでしたのでそんなご縁もあって2つともお願いしたんです。
ちょうど10年使ってるので愛着はありますかね〜。

 陶歴と一緒に入れる、作品を包む黄布にも同じ落款を捺します。ウコン布が主流なのでしょうか。
二日酔いに効きそうな布ですが防虫・抗菌効果があるそうです。

知人作家は水色の布を使ってるとかで、作品のイメージ、コンセプトに合うような方向へ布一枚でもこだわるのは素敵だな〜と思います。

どのように段ボールに入っていたか、、忘れてしまったので(笑)テトリスをやってる感覚で段ボールへ収めていきます。
車に運んで積んでみると、一つ段ボールが入んない。。計算したんだけどな〜。フェラーリ(ダイハツ製)は狭いな〜。
仕方ないので小さい段ボールに分けて、こりゃまた隙間なくキッチリ車に収まりました。

本日髙島屋へ届けて、コッチは一安心。
また段ボールを開けて、桐箱の蓋も開けて作品を詰める苦労を考えると、髙島屋の倉庫かなんかで箱書きした方が効率よさそうですね。

は〜、やっと工房が片付いた〜。
これからバリバリロクロ挽くかな〜。