金魚の絵付け その2

絵付けの記事が途中でしたので続きを。

 ラテックス(陶画糊)でのマスキングが終わった壺。

まずは赤の粉末顔料を吹き付けます。

 綿棒を使って余分な顔料を落としながら尾ヒレなど微妙な表情を作っていきます。綿棒はメーカーによって先の太さ、柔らかさが違うので場所によって使い分けます。

 細かい場所は先の尖った固い綿棒を使います。

ボクの作品は殆ど吹き付けで色を置いていますが、吹き付けっぱなしでは表情が面白くないので、どの作品も何かしら手を加えます。

絵具を吹き付けた後、指で擦ったり、ポンポンとたたいたり、粗い刷毛でバシバシ叩いたり、、描くイメージに近い表情になるまで繰り返します。

 オレンジ色の波紋を型紙を使って吹き付けます。

 赤の上にオレンジを吹き付けて、赤→オレンジと数センチずつグラデーションを作りながら余分な顔料を綿棒で落とします。

 波紋の上から黄色の釉薬を吹き付けます。
この後に掛ける透明釉と同じ調合だと釉がめくれやすく失敗が多かったのですが、あれこれ試した結果、カオリン系(土に似た成分)のマット釉で作った黄色い釉薬の方が安定するようです。

マスキングに使ってたラテックスをペリペリっと剥がしたら素地の白い部分が出てきました。
この後、また綿棒と筆を使って細部を仕上げて全体に透明釉を吹き付けて焼成です(もう窯は焚き終わりましたが、施釉などの写真を撮り忘れてしまいました。。)

窯を冷ましてる時間、、これから柏祭りに行ってきます♪