梅雨の影響

最近湿気が凄いですね。

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工房の湿度計もかなり高い数字。

体験的に湿度が60%を超えると絵付けがにじみやすいのでこの時期は憂鬱です。

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素焼き後に塗る呉須や弁柄のような粉末顔料なら影響はないのですが、

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素焼き前に塗っている水溶性の塩化金属顔料は素地に染み込む顔料ですので厄介です。

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生の素地は湿気の影響を受けやすいので素焼き窯から出すと色が裏に抜けていたり、絵付けの輪郭から数ミリはみ出ていたりします。

それを防止するため、絵付け前の素地を窯の中で100度前後で炙り、窯も700度まで空焚きして湿気を飛ばします。

それでも失敗するようなら、、秋を待ちましょうか(笑)

昔使ってた磁土はそこまでにじまなかったので産地によっても違うのですよね。水分が抜けた後の素地の密度の違いとか、、湿気を吸いやすいとか。

まだまだ研究中です。

ロクロを挽いた後の粘土はゆっくり乾く梅雨の季節の方がいいと思うのでしばらくはロクロに集中しましょうかね。

 

そんなモヤッとした季節に爽やかな贈り物が届きました。

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いつもお世話になってるIさんから〇〇祝いに素敵なお箸をいただきました。

ボクの絵付けにも合わせて金魚の絵が入った塗りのお箸。

漆は湿気が無いと乾かないと聞きますが、、仕事によって梅雨の影響は様々ですね。

Iさん、ありがとうございました!