研究会へ行ってきました

第59回 日本伝統工芸展の研究会&懇親会へ行ってまいりました。

朝から会場は凄い数の人、、スーツを着た方々ばかりでした。知り合いから「藤井さんの格好メッチャラフですね」と言われドキドキしてたら、、大学の先輩方も負けず劣らずメッチャラフだったので安心して出席しました。

吹染蓮図大壷

もうお馴染みの作品ですね。今回どなたかがお買い上げ下さったみたいで、、有り難い事です。感謝感謝です。
図録写真、実は壺の裏面の方で撮影されているのですが(笑)「まぁこれはこれでいいかな?」と思っております。

本日初めましての方々とお酒を飲みながらの楽しいひと時、今回 Nerikomi Porcelain 「Sparkle」という作品で受賞なさった室伏英治さんとも初めてお会いしたのですがとても気さくな方で気分がホンワカしました。ブログ はチョコチョコ見させていただいてたんですがね〜。
今度のNHK日曜美術館で制作の1部が放送されるようですのでとても楽しみです。

来週末は M戸のM崎さん のお車に同乗させていただき、室伏さんの工房へお邪魔して練り込み体験をさせていただく事になり、、また楽しみが1つ増えました。
絵付け以外は意外と不器用なボク、、不安がってたら「料理と同じ要領で大丈夫ですよ♪」とアシスタントをなさってる 梅澤さん から言っていただいたのですが(チンするかお湯をかける料理しか出来ない。。)ちょっと練り込みの予習しとこうかな。

公募展の研究会は今回が初参加でしたが審査基準のお話は時々先輩方から耳に入ってくるような内容でした。
今回審査の方法を例年と変えたらしく、審査員1人1人が0点から5点までの点数を付けていき平均3点以上が入選との事でした。
1人の審査員が5点を付けてももう1人の審査員が0点を付ければ平均3点に届かないので落選という事。
落選だと判断すればおそらく0点、賞も狙えると思えば5点かな?1点や2点が付くのは今は落選だけど、これから良くなる可能性、将来性を込めた点数なのでしょう。
ここからが最終審査の恐ろしさなのですが、、ほとんど満票を集めた作品であっても過去の作品から脱却されていない、マンネリを感じる作品だと判断された場合、やはり落選であったという事でした。
鑑査をなさった先生の「自分自身マンネリズムという背後霊と常に戦いながら制作をしている」というお話は、、正直なお話だったと感じました。
公募展を観て下さる方々が「この人、毎年同じような作品だわね」と感じる以上に作家同士も考えてると思いますし、入選の常連になれば自分の作品がマンネリに陥ってると判断して新しい事を始めるのは勇気のいる事だと思います。
この公募展の良いとこは鑑査に2点の作品を出品できる事でしょうか。マンネリ、とは言いませんが、今までの制作の延長線上にある作品と、新しく挑戦した作品も一緒に鑑査に出す事が出来るのです。
鑑査側の意図を理解し自分の制作にも活かせたらもっとレベルの高い展覧会になるのでしょうね。
自分も頑張らねばな〜と改めて思うのでした。

まぁ難しい話は置いといて、点数が出るってのは、、知りたいような知りたくないような。。ちょっとだけチラ見したいですね。