新しい出会いもあり、色々なご意見もいただき自分にとって貴重な財産となりました。
2年に1回というご縁、この会場でまた多くの事を学び、新しい制作へ向かいたいと思っております。
酒器など何点かはお持ち帰りになった作品もございますので全てではありませんが、個展の様子、各作品の写真はサイト内の Exhibition にスライドショーとしてUPいたしました。オリンピックでテレビに釘付けになる前にでもゆっくり観ていただけたら幸いです。
今回の個展、梅雨時に絵付けという難しさを体験した個展でもありました。
自分の使ってる水溶性の塩化金属顔料は湿気に弱いと以前の日記で書いたかも知れませんが、、雨が続く日と素焼きのタイミングが被ってしまい大失敗をしてしまいました。
工房の湿度が65、70、75%と上がっていきエアコンと大型の除湿器で対抗しましたが効果が上がらず、、途中で涙が止まりませんでした(ちょっと大げさですが)。
色を置き始めたら手を止める事は出来ませんのでダメ元で窯に入れましたが案の定、予定の範囲より数ミリ滲んで、器の内側にも色が抜けてしまいました。
小品は小さい窯でポンポンと入れ替えて素焼きをして難を逃れましたが、壺〜花器〜大皿と大作が数点ダメになってしまいました。
天気予報とニラメッコしながら余裕を持って準備するしかないのですが、こういう失敗は初めてですかね〜。
今回の破損シリーズ
陶筥の底が棚板にペタ、、
孔雀の尾羽の象嵌が呼び水となってロクロ目に沿ってクルクルとヒビが、、
あとは目を描くだけの金魚のぐい呑を床に落とし、、高台破損。
まぁ、こういう作品も出す予定でした。って、、日の目を見なかった作品達を処分する前にせめてブログに。。
来月は佐野で「東京藝術大学選抜17人展」という濃くて熱そうな企画展への出品と、三越で「現代作家茶碗特集」という毎年恒例の企画展への出品がありますので、今月はまた絵付け〜窯焚きの日々です。