大壺の粗削り

大壺の粗削りのタイミングにちょうどいい乾き具合(7〜8割程度の乾燥)になったので本日は削り作業を行いました。

 底の厚みを定規を使ってチェック。2.2cmでした。

 ロクロの上に直接壺を置いて削りますので滑り止めマットを敷いて準備します。

 先ずは壺の中に手を突っ込んで壺内部を削ります。道具はアルミのコテ。

 壺の中を削り終わったら口を削って水平を出します。

壺の中に溜った削り粉をひっくり返しながら外に出して、、

ちょっと恐いのですが、、滑り止めマットの上に口で受けるように直接置きます。

壺内部のカーブを思い出しながら、先ずは外側から削っていきます。
外側が終わったら高台内を削ります。

 粗削り終了。

薄い胴〜肩はロクロ目を消す程度、薄皮一枚剥がすくらいにしか削らず、厚い立ち上がり〜腰部分を中心に粗削りしました。

何を作るにしても内側のカタチが大事だと思うので、壺をひっくり返して削るときも見えない内側のカタチをイメージしながら削っていきます。
外のカタチばかり気にして削ってると穴があいたりしますから、、やはりロクロで膨らませる段階で完成のイメージをどれだけ持って挽くか、でしょうかね〜。10数年作っててもまだまだ全然出来ていませんが。

粗削りが終わったら水分の残ってる高台側を上にして更に乾燥させます。約2週間後、完全に乾いたらまた全体を薄く削り、仕上げ削りを行います。